以前取り上げました、「大地の芸術祭 -越後妻有アートトリエンナーレ2006-」
に夏休みを利用して行って参りました。よい意味でアートはビジネスだと感じました。アートとビジネスの関係どうこうの理屈は他の方にゆずるとして、案の定メモとして自分の印象を書き留めておきます。
今年は群馬、新潟、富士山と山をキーワードに内陸を攻めた年となりました。
来年は海をテーマに瀬戸内海あたりか海外を攻めたいと思います。
■印象に残った作品
[十日町エリア]
・越後妻有交流館・キナーレ(原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)
シンプルなプランがよい。中庭の構成が地方都市に外部と切り離した都市的?な空間をもたらしているように感じた。京都駅に見られるようなディテールが見られたのも興味深い
[松代エリア]
・まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」(MVRDV)
国内で唯一?見ることができるMVRDVの建築。色使いが鮮やか。トイレのディテールもおもしろい。展示内容やカフェ・レストランの食事(田舎料理が食べれる)も充実していてよい。
・カフェ・ルフレ(Jean-Luc Vilmouth , FRA)
鮮
やかな水色が印象的なレストラン。水色の空間の中に周囲の風景を撮った写真が貼られた光天井がさりげなく色見をもたらしていて美しい。窓際に置かれた円形
テーブルの角が取られていたことにプランのうまさを感じる。ジャスパーモリソンのエアチェアもうまく使われていた。上述の通り、食事もよい。
[松之山エリア]
・越後松之山「森の学校」キョロロ(手塚貴晴+由比)
迫力がありました。ありだと思います。銅板の質感もかっこいい。地域の自然の研究施設としても機能している感じが伺えました。
・はぜ(Sue Pedley , AUS)
棚田の風景に赤の布が色鮮やかに映えてました。
・夢の家(Marina Abramovic , ユーゴスラビア)
あとで書き加えたいと思います。
・米との対話(Robyn Backen , AUS)
光ファイバーを織り込んだ畳(透明のダンパネ?)が、稲が揺らぐ様を表現しておりとても奇麗。
・最後の教室(Christian Boltanski + Jean Kalman)
「不在」をテーマにした廃校全体を展示に利用した作品。空間全体をうまく使った迫力ある表現に驚愕。ちなみにChistian BoltanskiはPicasoに並ぶフランスの巨匠らしいです。
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