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「環境問題」をキーワードーに自分のフィルタに引っかってきたので、本屋で新品で購入して読んだのでメモ。
養老孟司の「人付き合い」や「環境の捉え方」、「環境とのつきあい方」のスタンスが自分にはしっくりくる。
以下、印象に残った箇所をメモ
・自然←→人工(システム、意識、都市)
・経済と環境の関係:花見酒のたとえ
・社会生活を営むうえでは、疑問を丸めることは重要である。相手のやることに疑問を抱き続け、「それはおかしい」といちいち指摘すれば、人間関係はぎくしゃくし、喧嘩が絶えないことになる。だからむしろ、話を丸める癖をつけるほうが大切である。しかし、自然と向き合うときに、疑問を丸めてしまったら、自然をきちんと知ることができない。(P147)
・環境問題はすべてのひとの生き方に関連している→環境問題は政治問題
・提案:参勤交代(都市での生活と田舎での生活の両立を制度化)
・環境問題を考えるステップ(P184)
1:自然や社会といったシステムを情報化すること
2:その情報を整理して、意味のある情報と意味のない情報をよりわける
3:そうした情報処理に基づいて、どういう治療をするか、それを決定すること
※あたり前と言えば、あたり前だけど、1がスタートであることを改めて認識。
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